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Feature 02:
斜に構えて見る@ MoMA
updated on August 12, 2002

6月29日にマンハッタンからイーストリバーの東側の地区、クイーンズに移転したニューヨーク近代美術館(MoMA)。2005年の改装オープンまでの間、マンハッタンの方は閉鎖となる。

写真はマンハッタンのMoMAの53丁目通り沿いの壁にかかる移転告知ポスター。これまでは開催中のエキシビションの告知ポスターが常設されていたスペースなのだが、これまでとはちょっと違う様相。

正面から見ると、ガラス張りのフレームの向こうに普通にポスターが見えるのだが、斜めの角度から見ると、下の写真のようにぶれて見える。左側のポスターの方が右側のポスターよりもぶれて見えている。角度がつけばつくほど大きくぶれて見えるような仕掛けのあるガラスがフレームにはめられているのだ。

ミッドタウンのレストラン、"Brasserie" で、これと同様のガラスがはめられたアートを見たことがある。ガラスの向こうにはスカルプチャーが置かれていた。視覚的な効果を狙ったアートならまだしも、本来読まれるべき、見られるべき広告に用いたのがおもしろい。結果として、人々のアテンションを得られれば良いということなのかもしれない。

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