右の素晴らしいモノクローム6連ポートレートは、Chester Higgins Jr. 撮影、"Elder Grace: The Nobility of Aging〜気高き老い: 年を取ることの素晴らしさ" というタイトルのエキジビション。これらの 写真、紙ではなく、透過フィルム (The Color Wheel, Inc. 寄贈) を、後ろから蛍光灯で照らしたもの。Lightbox Projectというプロジェクト名は、壁に設置されたライトボックス、その上にポジフィルムが置かれているというイメージからきている。

同駅、別の場所では、ロイ・リキテンシュタインの "Times Square Mural" というほうろうの壁画インスタレーションを、リキテンシュタイン・ファンデーションとの協賛で、9月5日から10月19日まで期間限定で公開。また、MTAは、これらビジュアル・アートだけでなく、Music Under New York というプロジェクトでは、地下鉄構内での音楽の演奏や大道芸に許可を与えてパフォーミング・アートも支援。Arts for Transit と銘打たれ、「アートによって、公共交通機関の使用を促す」ことを目指している。

駅がミュージアムに。コンサートホールに。ニューヨークの駅は汚いことで悪名高いけれども、次第に変貌を遂げている。「私たちはみなさんのために日夜たゆまぬ努力をしています」を表現するには、大きな声での宣伝よりも、実行、そんな声が聞こえた。