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Feature 01:
バーグドルフ・グッドマンのホリデー・ショーウインドウ
updated on December 25, 2002
ショーウィンドウは様々な使命のためにある。実物を展示することによる商品告知、その見せ方によるスタイル提案、そしてその建物の一部でもあるわけだから、空間デザインによるその店舗のイメージ形成にもなり、店舗の顔ともなりえる。
考えてみれば、ショーウィンドウとは、パワフルな広告媒体である。現物を生で見せることができて、しかも顧客と商品の距離、集客からセールスまでの距離が近い。もっと単純に、それは立体だし、物理的に大概の広告よりも大きい。だが、通常それほど迫力を感じることがないのはなぜなのだろうか。
以下の写真は、フィフス・アベニューの57丁目にある老舗高級ファッションデパート、バーグドルフ・グッドマンのショーウィンドウ。ここのウィンドウは、常に高いクオリティで定評があるのだが、ホリデーシーズンの今、最高に素晴らしく、ショッピングに奔走する買い物客も、観光客も、足を止めて見とれるほどの仕上がり。さまざまな設定に作り込まれた部屋にマネキンが配されているのだが、それがなんとも豪華であり、ドラマティックであり、すぐれた舞台芸術と物語のワンシーンを見ているようで、これはもう一大スペクタクル。圧倒された。ショーウィンドウ、ここまでできるのだ。とにかくご覧あれ。
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