アメリカのストリートフードと言えば、屋台のホットドッグ。ニューヨークだと人通りの多い場所には必ずあるが、専門店となるとそう数はない。
昔から有名なのは、フレッシュなパパイヤジュースやノンアルコールのピナコラーダとのセットが人気の Gray's Papaya (2090 Broadway 他) や Papaya King (255 W 43rd St.) といったところ。いずれもホットドッグ自体はオーソドックスなもので、基本のトッピングは、ザワークラウト、オニオン、マスタード、ケチャップ。屋台のそれと同じだ。
それに比べて、去年オープンしたイーストビレッジのCrif Dogs は、ホットドッグのトッピング・メニューが断然豊富で楽しい。ベースのホットドッグ自体は$1.50で、他にチリ、チーズ、サルサ、アボカド、ピクルス、コールスロー、レタス、ベイクド・ビーンズ(+25〜75セント)などのチョイスがあって、それらを組み合わせた様々なメニューの中には、ベジタリアンのためのものまである。前出したような基本のトッピングは無料だから、お店で座って食べられるのに、屋台のホットドッグと25セントしか変わらないという値段設定も嬉しい。
店内は、ロックががんがんにかかっていて、古くさいテレビゲームが置いてある。私の隣の席には若者3人組。1人3つずつホットドッグを食べていた。夜遅くなればなるほど賑わうこの界隈。お昼にオープンして、平日は午前2時まで、金曜・土曜は午前4時までオープンというのも、この辺ならでは。ニューヨーカーのはしご酒の締めくくりはラーメンではなく、ホットドッグで、ということでしょうかね、やっぱり。
(ニューヨーク編集室 向井余史子)
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色っぽいおねえさんのイラスト入りメニュー
Crif Dogs
113 St. Marks Place
Phone: (212) 614-2728
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