本来ならカウンタートップ置かれるであろう商品を横位置の見せ方にしたことで、宙に浮かんでいるようにも見え、ちょっとシュールなインパクトが与えられた。"the towel that cuts grease.(油落ちのいいタオル)" という商品の特長をずばり言い切ったキャッチコピー、商品から飛び出したような配置なのも愛嬌がある。
この広告が巧いのは、視覚的インパクトのある場所に言うべきコトがこめられている所にある。アメリカのキッチンなら大抵この場所にこの大きさで、まさしくこんな具合であるだろうと、誰もが自然に思い浮かべるのはロールのキッチン・タオル/ペーパー。409 Orange Power Wipes は、油汚れを拭き取るという用途において、従来のキッチンタオルよりも優れているというのが商品のキャッチなので、この差し替えのような配置はとても効いているのである。クリーン・ヒットだと思う。