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シーズシティーグループ
SEAS CITY GROUP Co.,Ltd.
6-11 SEAS Bldg. Matsugae-cho
Kita-ku Osaka 530-0073
Telephone#:06-6356-3000
Facsimille#:06-6351-6415
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MESSAGE from SEAS ADVERTISING

とうとうネット広告の扱い高が従来の紙媒体(新聞・雑誌・交通)広告の扱い高を上回り、この流れは今後加速する一方です。弊社が属するシーズシティーグループもこの流れに乗り遅れないように、WEBデザイン部門サイバーシーズジャパンを大幅に強化刷新いたしました。>>CYBER SEAS JAPAN

とはいっても、その他のグループ関連会社は、大半がグラフィックデザインを生業としています。ですから毎日、多種多彩な広告・カタログ・販促物を制作するために出力機が欠かせません。先日、「一体、グループでひと月にどれくらいの枚数を出力しているのか」が気になって調べたところ、概算ですがひと月に約2万枚前後、という数字が出ました。

出力紙は大体一束500枚で、高さが約5センチ。2万枚といえば高さが2メートルになります。1年では24メートル。つまり8階建てのビルに匹敵する紙を毎年使用しながら広告を制作しているわけです。

ビジネスでもメールコミュニケーションが当たり前になり、グラフィックデザインの制作過程で必要なクライアントチェックも、データをメールに添付して送って受ける機会が多くなりました。かといって紙の使用量が減ったかといえば決してそうではなく、やはり要所要所で原寸に近いものをあえて出力してお届けし、手にとってご覧いただくためにむしろ増えているのが現状です。

メールだけでのチェックに頼ってしまうと確かに出力も不要で早いのですが、モニターの中では拡大縮小が自在なため、実際に印刷された状態を見る広告ターゲットとは違う目線で見てしまうことになります。

雑誌なら出力したものを実際の雑誌にはさんで、めくってみる。新聞なら紙面の上に置いてみる。カタログなら製本してみる。こうしたアナログ作業でターゲットの目線を検証する、といった昔なら当たり前のことをしっかり守った上で、作業効率を高めるためにメールやネットを利用する。ネット環境がますます便利になる今だからこそ、よい広告づくりのためには、こうした基本姿勢を制作者とクライアントが共有する必要があると思います。

もちろん環境保護の観点からは、紙の消費は抑えるべきでしょう。しかし、単なる自己満足に陥ることを戒め、あくまでユーザー視点でよい広告を創るために、モニター越しではなく広告に直接触れる人の顔をイメージするために真摯に使うなら、それは許していただけるのではないでしょうか。ひと月2万枚の出力紙を私たちはこうした気持ちで使わせていただき、日々グラフィックデザインに向き合っています。