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大人テイスト
Haribo Gold-Bears Gummi Candy
12/03/01 


bear
クリックすると拡大写真が見られます。(34 K)

美しいブロンドヘアの女性の横顔がメインビジュアル。その耳たぶに光り輝くゴールドのイヤリングが・・・なんとグミ・キャンディ(!) という広告。

グミ・キャンディの下には白抜きのエレガントな筆記体文字で「When money is no object (お金が問題じゃない時)」というコピー。右下コーナーには押さえの商品パッケージ写真とURL、そして「The World's Finest Gummi Bears. (世界最高級のグミ・ベアー)」というキャッチフレーズ。

全体を商品のパッケージのキーカラーでもあるゴールド〜黒でまとめ、高級感を出し、ダイヤモンド・ジュエリーの広告のようなノリに仕上げてある。

アメリカのスーパーやドラッグ・ストア、グロッサリー・ストア等、いたる所でお馴染みのこのグミ・キャンディ。スウェーデンの5センチくらいある魚の形をしたものもポピュラーだが、グミと言えばこのクマの形のものが頭に浮かぶ。こういう既に商品も味も認知されているものを広告するには何を言えばいいのだろうということの答えのひとつがこれなんだろう。

これが掲載されたのは、女性向けファッション雑誌『Lucky』。だからこそのこの作り。掲載メディアの購読層に合わせて、ファッション性を付加し、だけどそれを生真面目にやるのではなくお茶目にパロディっぽくまとめつつ、でもちょっとグレード感をアップ。数ある類似商品のグミ・キャンディとは差別化してちらっと好感を持たれるためにはこれで十分効果があるということか。

際だった特徴があるわけではない商品を広告するにあたって、掲載媒体に合わせてうまく作ったなというこの広告。派手さはないが、制作サイドとしては、こういうホームランじゃなくて内野安打、みたいなのって日々のニーズが多いかなと思って採り上げた。お菓子というとアイドルやキャラクターが登場する日本の広告との違いもあって面白いと思う。


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This article is critique about overseas advertising and products to Japan. All rights of original works are reserved by the advertisers or the creators who made them. No reproduction or republication.

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