Click here to visit our sponsor
ホーム ストリート デザイン アド e. ストア クリエイター 資料集 E-mail
デザイン・ウォッチング
意匠


1粒で2倍おいしい
Skull Slimes™ / R.L. Albert & Son Inc.
11/01/01

ガイコツラムネ 10月31日はハロウィーン。10月の声を聞くと、街はオレンジとパープルを基調としたデコレーションで飾られる。そしてキャンディ・ショップには、カボチャやガイコツの形をしたお菓子やら、そういう絵がパッケージに印刷されたお菓子が数多く並ぶのだが、これはそんな中のひとつ。だが、ちょっと異彩を放っていた。

ボディにゼリーが入っているドクロの形のラムネ菓子。蛇腹になっている部分の先端がストローになっていて、それはドクロの頭頂部から突き出ている。つまりラムネ菓子をしゃぶりながら、蛇腹を下から押すと、ゼリーも一緒に味わえるという仕組み・・・。

右の写真のガイコツ頭から出ているゼリー、実際に出してみると蛇腹に入っている状態で見た色と比べ、随分生やさしいものになっているが、しゃぶっていると、魔女か悪魔かゾンビかというくらい舌はどす黒い紫色になるという期待通りの結果。子供がお互い舌を見せ合いっこして、はしゃいでいる姿が目に浮かぶようだ。

あほらしくて、無邪気で、楽しくて、なんともアメリカらしい。こういうモノがあったら面白いよね?というアイデアが、企画会議を重ねても潰されることなく、すくすく育ってしっかり実現しました、みたいな商品だ。テロの陰鬱な気分、この商品との出会いで一瞬忘れた。しょーもないモノ、コトへの情熱って、大事なものだと思う。

だけどこれ、ドクロじゃなくて、キャラクターを使えば日本でもウケる可能性、あるかも。ペコちゃんの顔がついていて、素材はもちろんミルキーで、ゼリーの部分がエスプレッソ味だったり、ストロベリー味だったりしたら、結構いけるんではないかと思うのだが。

上記のアイデアが、実際にイケてるものであるかどうかはさておき、「しびれるキャンディ・ポップ(11/12/98)」でも採り上げた "おもちゃお菓子" とでもいうようなこのカテゴリーのプロダクト、日本ではあまり見かけない。食べ物で遊ぶことはいけないとするバックグラウンドがあるからだろうか。日本の子供は、こういうものは面白がらないのだろうか。それなりの理由があるのかもしれないが、珍しいという部分では可能性を感じるジャンルだ。


<<DESIGN WATCHING>> 前号を読む次号を読む


Copyright 1998-2001 © CYBER SEAS JAPAN Inc.
"ESSENCE of NY"に掲載されている写真は、いずれもアメリカの広告作品の資料として紹介しているものです。写真の一部または全部を改竄または転載することは固くお断りいたします。原著作権並びに肖像権は、広告主・広告制作者・出演者がその権利を有します。記載されている会社名・製品名等は各社の商標および、登録商標です。掲載記事の無断転載を禁じます。

This article is critique about overseas advertising and products to Japan. All rights of original works are reserved by the advertisers or the creators who made them. No reproduction or republication.

  ホーム ストリート デザイン アド e. ストア クリエイター 資料集 E-mail  
┌────────┐ 
│ CLICK→ │ 
└────────┘ 
Click here to visit our sponsor