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媒体開発 YAHOO! 11/17/99
マンハッタンのダウンタウンの大通り、ハウストン・ストリートに設置されたヤフーの看板というか、モニュメントというか、広告。 看板の縁の黄色い部分は電飾、赤い楕円の部分には「VACANCY(空室有り)」の文字が。そう、これはアメリカのハイウェイを走っているとよく目にする、モーテルやホテルのでっかい看板を模したもの。周囲のビルと比べると、いかにでかいかが分かる。モーテルやホテルのそれと同じくらいある。 看板部にはロゴとその下に黄色の文字で「Another place to stay on the Internet. (インターネットでとどまるもうひとつの場所)」と極めてシンプルな構成。YAHOO! 以外のサイトが広告を出す場合には、URLを必ず入れる必要があるが、YAHOO! にはその必要はない。必要ないとはいえ、入れなかったのは、それはそれですごいことではないだろうか。 通常、広告というのは、看板があるからそのスペースをデザインし、ポスターを貼ったり、吊ったり、入れたりする場所があるからポスターを作る。だがYAHOO! のこれは違う。何もなかった駐車場の一角にオリジナルのものを建ててしまった。媒体を買うのではなく、媒体から作ったわけである。でもこれ、専有面 積はこのポールの直径の面積だけだから、土地代は安かったのかも。 ところで、どうしてアメリカのハイウェイを走っているとよく目にするモーテル／ホテルの看板なのか。ゴア副大統領が唱えた「インフォメーション・スーパーハイウェイ」から来ているに違いない。というわけで、１行コピーが頷ける。さすが業界のトップを走り続けてきただけある。
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