NY now : 平和と民主主義のために --Anti-War March on 3/22 updated on March 25, 2003

アメリカ人の76%が戦争支持と報じられる中、３月２２日の土曜日、マンハッタンでは大規模な反戦デモが行われた。ＣＮＮによると12万5,000人、デモ主催団体の一つ、United for Peace and Justice によると25万人がこのデモに参加した。日曜日のＮＹタイムズ紙のウェブサイトによると、トップページの見出しでは20万人、リンク先の記事では10万人となっていた。大方のマスメディアは10万人強と報じている。 ちなみに先月国連前で行われたデモへの参加者は、警察によると10万人強、主催者によると50万人だった。あちこちの道路が警察のバリケードで封鎖され、最終集結地へ辿り着けなかった人が３つの大通りにまで溢れていたから、それを参加者として数えたかどうかで、ここまでの開きが出たのだろうか？それとも、両者またはいずれかに意図的な数字の操作があるのだろうか。あまりに違いすぎないか。 デモ参加者の中には、「私は退役軍人だが、"この戦争" には反対だ」というプラカードを持っている人がちらほらいた。フセイン政権の是非はさておき、国連を無視し、話し合いを放棄し、かつてなかった程の大規模なデモを起こした世界中の人々の声を無視したのが"この戦争" だ。平和運動家だけの参加ではないからここまで大きなデモになったのだろう。 --＞3/22 ＮＹ反戦デモ〜撮り下ろし写真18枚〜

「言葉がない」

2003年3月号 [ Feature 01 | Feature 02 | NY now ]