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舗道に描かれるライト・サイン Axelle Fine Arts Limited 1/2/99
"Axelle Fine Arts Limited" @ 148 Spring Street 212-226-2262 写真はクリックすると 大きな写真が見られます。 （18K） ニューヨークのショップでは、防犯の意味も兼ねているのであろうが、夜も道行く人々への宣伝効果 を狙って、中が見える鉄製の格子状のシャッター、ショーウィンドウのライティングも煌々とつけっぱなしという所が多い。そして、夜に一際効果 があるサインとして今回紹介するライト・サインがある。これは、お店のロゴ等を照明を使って映し出すもの。要は影絵のしくみだ。 上の写真は、ソーホーのアート・ギャラリー、"アクセル・ファイン・アート" の前の舗道。ギャラリーの2階から舗道をロゴでライト・アップしている。 ショーウィンドウというのは、ソーホー等の店舗が林立した地域の場合、類似した視覚的情報の連続の中で案外見過ごされやすいものであるし、前方を見て歩く人にとっては視野の中に入っていかないものである。しかしこれなら否応なしに目に入ってくる。 勿論デザインが良くてこそだが、舗道をお店のロゴでライトアップというのは洒落たものだ。看板、旗、ポスター、ウィンドウに貼られたシール・・・と、いずれにせよ従来のサインというのは形あるもの。「光」という物質感のないものを素材として使うという点、何かしら新しさが感じられるものである。さりげなくていい。 それに、ニューヨークでは公の場である壁や舗道にペイントしたりといったことも暗黙の了解で何となく許されてしまうような感があるが、そんなことは日本では考えられないこと。だが、ペイントしたり、看板を立てたり、ポスターを貼ったりといったことが難しかった場所にも、このライト・サインなら可能だ。目にも新しく、媒体の開拓もできるライト・サイン、注目される所である。
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