今から30年前、1969年のクリスマスに、ジョン・レノンとヨーコ・オノはタイムズ・スクエアのど真ん中と世界10都市に、これと同じメッセージのビルボードを掲げた。これはそのいわばリバイバル。当時はベトナム戦争が、そして現在は対イラク（フセイン）との戦争が背景としてある。

以下はYoko Onoの名で出されたプレス・リリースのほぼ全文訳。

--ビルボードにこめられたメッセージは、"We can do it"。それは30年前も今も変わらない真実、もしも世界で10億の人が平和を望めば、私たちはそれを手に入れることができる。10億の人に平和のことを考えさせるパワーを持っているのは、政治家だと思う人がいるかも知れない。だけど、政治家は私たちの支持なくしては何もできない。私たちこそがパワーなのです。覚えていてください。あなたは多くのことをする必要はありません。パワーは微妙で不思議な働き方をします。ドミノが倒れる様を想像してください。ただポジティブに考えることを始めるのです。想いは伝染していくのです。

このビルボードをジョンと私からあなたへのホリデー・シーズンのプレゼントにしたいのです。楽しんでください。ビルボードの前に立って、あなた自身の、あなたの友だちの、そして家族の写 真を撮ってそれを誰かに送ってください。そうしたら、メッセージは循環するのです。--

ニューヨークのヘソ、タイムズ・スクエアはコマーシャリズムの吹き溜まりであると同時に、特にニューイヤーのカウントダウンの時などは、世界中からマスメディアやツーリストが集まる場所。いわゆる企業広告ではないとはいうものの、効果的なメッセージを送るタイミングと媒体選びとしては、この時、この場所を逃して他にないだろう。

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