ホーム ストリート デザイン アド e. ストア クリエイター 資料集 E-mail
ストリート・ウォッチング
街角

ブランド・イメージの作り方
Levi Strauss & Co.
5/7/99


Penn Station, Times Squareにて撮影
クリックすると拡大写真が見られます。(32K, 28K)


『1/mod』は、3月の下旬にリリースされた"The Mod Squad" にインスピレーションを得てリーバイスが作ったとされるメンズ&レディース・カジュアル・ブランド。

ビルボードのコピーは、"1/mod. A Very limited collection (まさしく限定版のコレクション)"。左下にPete(上記左写 真)/Julie(右写真) from THE MOD SQUADという映画の主人公の名と映画のタイトル、そして例のリーバイスのロゴ入りレッドタブ(ESSENCE OF NEW YORK--6/1/98)。モデルの背景をモノクロ写真にしてあるので、レッドタブとモデルが一際目立つ。モデルが着ている服を指して、Peteの方は45/1674、Julieの方は28/744の数字がある。それぞれ1674着限定生産のうちの45着目、744着限定生産のうちの28着目という意味で、版画や写真等のアート作品にふられる数字と同様のものだ。

"The Mod Squad" は、1960〜70年代に放映された同タイトルのTVシリーズのリメイク。覆面 刑事として働くことによって出獄する3人の若者の話で、その3人をクレア・デインズ(上右写真:"ロミオとジュリエット"に出演)、ジョバンニ・リビシ(上左写真: "プライベート・ライアン"に出演)、オマー・エップス("スクリーム2"に出演)が演じている。というわけで、『1/mod』のテレビCMを含めた一連の広告のモデルはこの3人が務めている。

映画のイメージと俳優のイメージの両方が『1/mod』のブランド・イメージを築くことになるわけだ。これ、映画がヒットしたり主役の3人に熱狂的なティーン・エイジャーのファンがたくさんつけば大成功となったであろうが、残念ながら映画の方は今ひとつの評価でヒットとはならず、主役3人にもカリスマ性はなかったので企画倒れの感が強い。

いしだ壱成や吉川ひなの等、おしゃれで名が通っている俳優を起用した日本の連続ドラマでやれば成功するかもしれないと思ったアイデアであった。


<<STREET WATCHING>>前号を読む次号を読む


Copyright 1998-2001 © CYBER SEAS JAPAN Inc.
"ESSENCE of NY"に掲載されている写真は、いずれもアメリカの広告作品の資料として紹介しているものです。写真の一部または全部を改竄または転載することは固くお断りいたします。原著作権並びに肖像権は、広告主・広告制作者・出演者がその権利を有します。記載されている会社名・製品名等は各社の商標および、登録商標です。掲載記事の無断転載を禁じます。

This article is critique about overseas advertising and products to Japan. All rights of original works are reserved by the advertisers or the creators who made them. No reproduction or republication.

  ホーム ストリート デザイン アド e. ストア クリエイター 資料集 E-mail  
┌────────┐ 
│ CLICK→ │ 
└────────┘ 
Click here to visit our sponsor