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ストリート・ウォッチング
街角

インタラクティブ屋外IT広告
Streetbeam
5/7/01


公衆電話 考えてみると、広告は長い間その形を変えずにここまできた。ビルボードにしても、ポスターにしても、チラシにしても、新聞広告にしても、ラジオやテレビCMにしても。インターネットの普及に伴って登場したバナー広告は、クリックという消費者側の主体性を求めるという意味ではやや変化したと言えるかも知れないが、クリックした先にあるのは結局ウェブページなので、大した違いではない。

要するに広告はいつでも、広告主から消費者側への一方通行的な伝達であり、受け手はそれを知覚的に情報として認識する、ということだった。何億というお金をかけて流すテレビ広告も、手書きのビラも、この点においては何ら変わりない。

それを、ニューヨークを拠点にしているメディア&ワイヤレス・テクノロジー・カンパニーであるStreetbeamが変えた。

クローズアップ 公衆電話やバス停留所のブース側面という既存の広告スペースに掲載された広告面にPalm OSベースのPDAを向けると、市内のお店の住所や電話番号リスト、セール情報、クーポン、商品の詳細情報などを、赤外線によって(ワイヤレスで)自らのPDAに取り込める。

これには開発元の社名と同じ Streetbeamというテクノロジーが利用されている。昨年のクリスマスには、Viacomの一事業部である屋外広告代理店TDIがこの新技術を用い、マンハッタン内でGAP社のブランドであるバナナ・リパブリックの広告を100件掲載した。

現時点での成果の程は不明だが、今後の大きな可能性を秘めたテクノロジーだと思う。(思い起こすにニューヨークタイムズには記事として載っていたようだが、少なくとも私の耳には "巷の話題" としては入ってこなかったし、バナナ・リパブリックの広告自体が、特にこの新技術を採用していることを謳ったものではなかったため、どれだけの人が実際に街でこの広告を見て、Streetbeamに気づいたのか非常に疑問)

新作映画の宣伝ポスターから最寄りの映画館での上映スケジュールがゲットできたり、街の案内板から必要な地図がゲットできたりと、商業広告から公共施設にまで何かと展開していきそうだ。mコマース(: mはモバイルのm)って熱いなぁ。


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This article is critique about overseas advertising and products to Japan. All rights of original works are reserved by the advertisers or the creators who made them. No reproduction or republication.

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