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街角

ショーウインドウ・ショー
H. Stern
5/7/02

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各写真をクリックすると拡大写真と説明が見られます。(31〜38 K)
世界に180店舗をかまえるブラジル発のジュエリーのショップ、H.Sternでは、4月29日から1ヶ月間だけ、ちょっと趣向をこらしたウィンドウ・ディスプレイを展開。

入り口の両側にガラス張りのショーウィンドウがあるのだが、右側は、ついたてにファッションやアートのイメージ写真が貼られ、資料が積み上げられた本棚、様々な画材が置かれたデスクがあるデザイン・ルームのショーウィンドウ。左側は、素材を磨いたり、細工を施したりといった作業をするジュエリー工房のショーウィンドウとなっている。

そして、そこには実物のデザイナーと職人さんが。つまり、ジュエリー制作の公開デモンストレーションの"ディスプレイ" というわけ。

H.Sternが位置するのは、ミッドタウンのフィフス・アベニュー沿い。すぐ近くにはアルマーニ・エクスチェンジがあったり、H&Mがあったりと、ショッピング客や観光客の多い通りだ。大いに目立って、ウィンドウの前には人だかり。そしてしっかりハンサムな店員さんがカタログを配布していた。

ジュエリーショップのショーウィンドウと言えば、何らかの台があって、そこに商品と絡めた小振りなデコレーションを手を変え品を変えて展示というのが一般的なところだろうか。何分、商品が小さいから、ショーウィンドウが大きくても、通り過ぎていく人々の目を惹くようなダイナミックな見せ方はさぞかし難しいと思うが、こんなイベント的なことで人目を惹くこともできるという一例であった。

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[NYの近況]

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遅ればせながら先々週、2年に一度の現代アメリカン・アートのエギジビション、ホイットニー・ビエンナーレ2002(3/7-5/26)を見に行ってきた。

インターネットや、PDAなど、現代のテクノロジーをメディアにしたアート作品などに時代性を感じた。特に Palm を使ったJames Buckhouse (Holly Brubach とのコラボレーション)の "Tap" という作品は、マンハッタン内のブティック他5カ所で赤外線ビームによってソフトがダウンロードでき、主催しているDia Art Center のサイトからウェブにアップロードできたりと、企業や街、見る側を巻き込んでの作品で斬新さを感じた。

上記左の写真はKim Sooja の作品、Encounter - Sewing into Looking, 1998。セントラルパーク動物園の隣のカフェのテーブルに、韓国のベッドカバーを被せたもの。ホイットニー・ビエンナーレでは、今回5つのインスタレーションをセントラルパークに展示し、無料のガイドツアーも行っている。他、時計回りに Kim Sooja、Keith Edmier、Kiki Smith、Roxy Paine、Brian Tolle の作品。(それぞれクリックすると拡大写真が見られます。)

インタラクティブな面白さをとともに、現代アートと市民の結びつきの強さを感じた。芸術が人のために存る、そんな雰囲気、日本ではまだまだないかなと思うがいかがだろうか?



NY編集室 向井余史子


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