壁貼りポスターの中に、DKNY PRESENTS NEW YORK STORIES -- A LITTEL FILM ABOUT A BIG CITY と書かれた映画宣伝の連貼りが。ニューヨークベースのメンズ&レディース・アパレル会社、ダナ・キャラン・ニューヨークが提供の映画?!映画に様々な会社がタイアップして自社製品を提供するということはあったが(『Win Win Window?!』 ストリート・ウォッチング 2002年6/24号)、映画自体を製作というのは聞いたことがない。
映画の長さは18分。主要登場人物は、女優を目指すアンジェラ、新人作家のソフィ、ミュージシャンのミッシェル。いずれも夢に向かって奮闘しながらマンハッタンで暮らす20代の女性。DKNYのターゲットのイメージは、もう少し年齢層が上のエグゼクティブなキャリアウーマンなような気がするのだが、『NEW YORK STORIES』は『セックス&ザ・シティ』予備軍のようでもあるが幾分地味な暮らしぶりの若者(もちろん着ている服はファッショナブル)のお話である。