7月にニューヨークで開催されたマックワールド・エキスポと時を同じくして、ニューヨーク初のアップル社のフラッグシップ・ストアが、プラダ、シャネル、ルイ・ヴィトンなどの高級ブランドのブティックが近年続々とオープンしているソーホーにオープンしたので、覗いてきた。日曜だったせいもあるが、開店直後でもないのに結構な混雑ぶりだった。秋葉原の景色とは随分違って（失礼 ^^;）、クリエイター風、アーチスト風のカッコイイ人が目に付いたのがニューヨークならでは（あ、カッコイイから目に付いたのかもしれないけど）。
アップル社の製品に加え、１階にはデジタルカメラやデジタルビデオのコーナー、２階にはプリンタやＰＤＡ、ソフトウェアのコーナー、子供がゲームやお勉強ソフトを使えるコーナー、スクリーンと座席が用意されたセミナーコーナー、そしてgenius barが。恥ずかしながら「天才のバーって一体何が飲めるの？」と思いきや。マックのことについて何でも質問に答えてくれるカウンターなんだそうな。とてもありがたいサービス。こんなの、日本にもあるのかしら。
意外にもキーホルダーやらステッカーといったアップル・グッズ関係は一切なし。結構、硬派なお店で、血中ミーハー濃度が上がっていた私はちょっとがっかり。観光客の多い場所柄や、ブランドとして信仰する人も多いだろうことを考えると、お土産やら、ストア詣をした記念品として置けば売れるだろうに。だって、ほいほい買える金額のものって、ないわけだし。建物が元郵便局だったことにちなんで、ポストカードがあって、I アップルのロゴ NY のスタンプが押せるとか。この店ならではの何かがあってもいいような。
と、クールなお店で、邪道なことばかりを考えました。
(ニューヨーク編集室 向井余史子)
